2012年秋 穂高連峰山歩き 最終日

遊び人のS氏

2012年09月19日 06:13

3日目の朝です。






穂高岳山荘の朝は早いです。10名程度同室の方がおられましたが、まだ真っ暗な4時頃には出発されている方もおられ、朝食の5:30まで部屋に居たのは私たち以外には1人だけでした。
みなさん出発された後でした。

二人とも二日酔いなので朝食の時間ぎりぎりまで寝てました。




当然食欲もあまりありませんが、食べ始めると以外とお代わり3杯ガッツリいただきました。もちろん師匠はそれ以上食べていました。


6時には出発したかったのですが、二日酔いのダメージが結構あり準備に手間取り結局6:30に出発です。

奥穂の登り口にあるハシゴ場ですが停滞どころか数人登っているのが見える程度で快適に登れます。





ハシゴを登りきったあたりで振り返ると槍ヶ岳が姿を現しました。





とんがり具合がチョーかっこいいです。次に登るからよろしく!



ガレ場を進み小さなコブを越えると奥穂から西穂へ続く稜線が見渡せます。





ジャンダルムが手招きしています・・・師匠とジャンまでピストンするか考えましたが、次の機会にとっておくことにしました。


しばらく登ると奥穂高岳山頂です。頂上は意外と狭かったです。





天気もよく最高の眺めです。






少しジャンに未練がありましたが当初計画通り前穂を目指します。


前穂へ続く吊尾根です。上高地から眺めるとスノーピークのヘキサタープのような美しい曲線ですが、近くでみるとけっこうギザギザです。




天気のいい日の稜線歩きは最高に気持ちいいです!パラダイスです!!





基本的に上高地側に道がありますが、たまに涸沢側を通るところもあり最高の眺めが続きます。しかし足元はすっぱり切れているところが多くミスは許されません。
ズルッといくと数100mは落ちるでしょう・・・但し、登山道はしっかり整備されており写真で見るほど恐くもなく危険度は低いでしょう 





前穂に近づくにつれガスが濃くなってきました。

前穂高岳の基部である紀美子平に着くころにはすっかりガスにつつまれました。


紀美子平にザックをデポしいざ前穂高岳へよじ登ります。





30分で山頂到着です。到着と同時に雨が降ってきました。





写真を撮りダッシュで下山です。下りは20分でした。


紀美子平で今日はないと思っていた雨支度をして重太郎新道を下山します。

いきなり停滞です。






出だしが長い鎖場になっており雨で濡れた外傾した岩場でみなさん慎重に下っておられます。鎖場を下ったところで団体さんから先を譲って頂き、自分のペースで下ります。
しかし国内で指折りな急登路である重太郎新道を雨の日に下るのは気を使います。
雨で濡れた岩はやはりよくすべり、転倒こそありませんでしたが「ズリ!おっと・・・」はけっこうやりました。





なかなかペースは上げられず、雨の中やっと岳沢ヒュッテに到着です。12:20





昼食はザックの中にまだまだ食料がありましたがお湯を沸かす元気もなく、小屋でカレーライスを注文し食べました。


後は上高地までです。

ここで師匠が足の裏の痛みがひどくなってきたので自分のペースで下らせてほしいと希望されます。

ここからは特に危険な箇所もないので上高地で会う約束をして13:00に出発します。
足が痛いといっていた師匠 小走りに下りていきます。
ゆっくり歩くと足の裏が痛くなるらしいです。

私はマイペース、前半はまだ石が濡れているところもあり慎重に下ります。


途中、岩屋の天然クーラー前で休憩し、冷たい風を探しましたが。どこから出ているのかわからず再出発です。






岳沢ヒュッテから1時間20分で河童橋まで戻ってきました。





河童橋を渡った所で師匠と合流して15時上高地発のバスに乗りあかんだな駐車場へ戻りました。
その後、近くの温泉旅館でお風呂に入り京都へ帰りました。

今回の山歩きは相当疲れました。前半は師匠にがむしゃらについていってましたが、後半は師匠の足の運び方からペース配分他色々と研究させて頂きました。来シーズンに備え基礎体力をつけることと効率よく歩けるよう近場の山でトレーニングに励みたいと思います。

(穂高連峰山歩きおわり)


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