2012年夏 リベンジ富士山(後篇)

遊び人のS氏

2012年08月25日 23:32

富士山の山小屋

二人でふとん一枚のスペース、両隣は知らない人、肩と肩は当たっている状態

左は強烈な歯ぎしり、右はすごいイビキ

周りからは ゴソゴソ ガサガサ ビィーイ ヒソヒソ ペタペタ ゴツゴツ etc色々な音が絶え間なく聞こえてきます。

そのような所です はじめからそのつもりでいると狭い空間ですが快適です。
標高3500mで雨風しのげ体を伸ばして休める空間 なんて贅沢なんでしょう?
と思って横になりましょう!

午前1時頃ゴソゴソ、ペタペタ音が増してきました。そろそろみなさん出発準備をされているようです。

私もそっーと起きザックと靴を持ってサンダルをペタペタ云わせ食堂へ向かいます。

すでに出発準備をされている方、またくつろいでおられる方などけっこうおられます

片すみで出発準備をしていると1時30分になり朝食用のお弁当を配りはじめてくれました。

お弁当をその場で食べてもよかったのですがなんとなく汁物が食べたくなり、たぬきうどんを注文しまいた。

夜中の1:30に食堂メニューが注文できるすばらしい宿です。

そのたぬきうどんを汁まで完食しいよいよ2日目のはじまりです

外に出ると人があふれています。ヘッデンのスイッチを入れ2:00ちょうどに出発




上を見ても行列、下を見ても行列 人 人 人 こんな夜中にこんなに多くの人が富士山に登っているなんて世間一般の人達は知らないでしょう!ある意味異常な世界です。




日の出まで十分時間があるのでノロノロと行列について登ります。4時前には富士宮口山頂に到着しました。





時間がまだあるので剣が峰まで行くことにしゆっくりと馬の背を登り、4時15分頃には剣が峰の石碑の所まできました。
その付近でよさそうな場所に陣取りダウンを着込みご来光を待ちます。
あたりはすでに明るくなり東の空が焼けてきます。





意外と雲が多く心配しましたが日出予定時刻の4時40分になるとその雲を突き破りせん光がはしります





最高のご来光です!すごすぎてなぜか自然に涙が込みあげてきます。はじめて山のてっぺんからご来光を拝みましたがテレビで見るのではなく夜中に自分の足で登りご来光を拝むと感動度100倍ぐらい増します!!

感動のご来光の時間が終わった5時ごろより右周りにお鉢巡りをはじめます
日本一の高所から見える景色はすばらしく、途中西側には影富士が現れたり八ヶ岳連峰や中央アルプス、北アルプス、小さく槍まで見えました。







































写真を撮ったり景色を眺めたりとゆっくりと2時間ほどかけ巡り富士宮口の頂上に戻ってきました。そこで小屋で頂いたお弁当を食べ





浅間大社奥宮でお守りなど購入し8時ごろ下山を開始しました。振り返ると剣が峰には長い写真撮影待ち行列が見られました 昨日に写真を撮っといてよかった!




下山道はほんまもんの大砂走りをしたい理由で御殿場ルートを選びました。
しかし正直な感想は長い長すぎる!



























当日は天気もよくどこまでもまっすぐに続く大砂走の下山道が飛行場の滑走路みたいに見えます




どなたかのブログでガスの中の大砂走りのことを書かれている記事に「先が見えないほどつらいものはない・・・」という記述がありましたが、
逆に先が全部見渡せるのも大変つらかったです。

長い長~い大砂走りを十分に堪能し全身ホコリまみれになりながらお昼前に大石茶屋に到着!
ここからは5分ほどでバス停です。12時過ぎのバスに乗り御殿駅へ
駅前のラーメン屋でラーメンと生中×2でお腹を満たし京都へ帰りました。


(2012年夏 リベンジ富士山 完)


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