北アルプスを歩きはじめて3シーズン目、とうとうテント泊装備をそろえてしまい(笑)
山テント泊に初挑戦です!
もともとこの3連休は家族でオートキャンプに出かける予定でしたが、おねーちゃんの習い事の練習が入り、
残念ながら家族での行動ができなくなりました(T_T)
テレビの天気予報を見ているとこの夏めずらしくマークが並んでいます・・・
せっかくの3連休、パパの単独行動は心が痛みましたがママは優しく送り出してくれました(*^_^*)
13日(土)の朝発で公共交通機関利用を条件に色々検討した結果、始発の新幹線で名古屋乗換え、特急「しなの」で松本駅→新島々駅、
バスで上高地入りが一番効率のよいアプローチとなっていました
行き先は北アルプスに決定で、目指す山、テン場は穂高岳山荘と決めました
やはり山テント泊で3000m級の稜線に泊まってみたかったのと、
穂高岳山荘は何度か泊まっていますので勝手知ってる感がありましたので・・・
初日の朝一に京都駅へ・・・
巨大なザックが人目をひきます。。。今回のテント泊用に投入した新グッズです
karrimor cougar70~95Lが
パンパンです
今回のテーマが
「食の充実」で、ただでも大きいリックが
パンパンです
名古屋駅で乗換えた7時発の特急「しなの」は大盛況の混雑です、指定席を取っといてよかったー
でも
ザックがデカすぎ て網棚に乗りません・・・なんとか足元に押し込んでみましたが、超―狭いです(涙)
松本駅でトイレ待ちをしている間に新島々行きの電車が行ってしましました
次の電車まで一時間待ち・・・ガーン(>_<)
ちょうど同じ時間に出る上高地行きの直通バスがありますのでバスに変更⇒12時ちょっと前に上高地に到着です!
準備を整え、コンビ二おにぎりを食べ12時40分に出発です
はじめての20kg強のザックは肩にズッシリきます・・・
本当に歩けるのだろうか・・・不安が・・・
なんとなくしっくりこないですが、少しずつペースを上げてみます・・・
パパは平地の歩き、林道歩きは得意です。登りはとんでもなく遅いですが・・・
意外と大荷物でもいいペースで歩けます(^^♪
明神で写真を一枚、徳沢園で写真を二枚ほど撮ったていどで休憩なしでぶっ飛ばします・・・
予定では昼からの上高地発なので横尾が一泊目の宿泊地と考えてました
でもこのペースなら今日中に涸沢まで行けるのでは・・・と色気 ~がでてきました
楽しそうにおしゃべりをしながら歩いている登山者をどんどん抜いていきます
横尾まで
2時間10分で到着です!
さーこのまま涸沢まで一気に登るぞー!!
と思ったところに山岳救助関係者?警察官? 横尾大橋の所で止められました
「今、14時50分です。これから涸沢に向かわれると日没になる可能性があり危険なので今日はここまでにしてください」
パパ:
「ばっかヤロー俺の脚をあまく見ているな!2時間もあれば涸沢まで駆け上がってやらー!!」ってなことは言えず、
正直バテてましたので素直に
「はいわかりました」と返事し横尾山荘でテン場の受付をしました(笑)
横尾のテン場は2箇所ありひとつは、水場、トイレが近い方と、もう一方の下の河原?があります
水場の近くはすでに多くのテントが立ってましたので、河原側を選びました
河原といってもしたは土に石が少々って感じで快適なところでした
初張りの山用テントです。あっという間に出来上がりです(^^)/
ダンロップ VS20です。娘達と行けるかわかりませんが、とりあえず2人用にしました
モンベルのステラリッジと悩みましたが、出入口が長辺側を選びました
同じ出入口方向のテントで
アライのトレックライズがありましたが・・・ちょうどいいサイズがなくダンロップを選びました
テントが立てられればまずは
「棟上式」をしないと(笑)ビールで乾杯です!うまーい!!
そのままちょっと早いですが夕食の準備をはじめます・・・
本日の夕食の食材はこれら+キャベツです
アルファー米の上に軽く炒めたキャベツを乗せその上に豚の角煮を乗せまして
豚の角煮丼の完成でーす!それに合わせるお酒は赤ワインにしました~
ジャーン!なかなおいしそうです
ワイングラス&ボトルも持ってきています(笑)
さらに軽くソーセージも炒め、おいしく頂きます
食後は、チーズをあてに屏風の頭や前穂へつづく稜線を眺めながらワインを頂きます・・・う~ん幸せ~
明日に備え19時ごろには就寝しましたZzz・・・
翌朝、5時前には起床し出発準備です。朝食はカップヌードルです
リフィルではなくオリジナルをそのまま持ってきました・・・こんなものを持ってきているから荷物がどんどん大きくなってしまいます
サクッと朝食を頂きテントの撤収をすまし6時30分に出発です
天気もいいので足取りも軽く本谷橋まできてザックを降ろし休憩しました
今日の予定は穂高岳山荘へ寄り道せずに登ればお昼ごろには着いてしまいそうなので、
北穂を登り稜線を歩き涸沢岳をこえ穂高岳山荘に行くつもりです・・・
さぁー本谷橋から涸沢までは本格的な登りになりますが、サクッと登るつもりで歩きはじめましたが・・・
ザックが肩に食い込みます・・・重い・・・重い・・・今まで感じたことのない重さです
きついですテント装備+不要な物いっぱいの
ザックが後ろから引っ張ります
つらいです・・・つらいです・・・涸沢さん、なめてました!・・・申し訳ございません・・・
途中、何度かザックを降ろし休憩しながら、
ヒィーヒィーいいながら一応コースタイム通り横尾から3時間でなんとか涸沢小屋に到着です
まずは、甘いコーラでのどを潤します・・・次はソフトクリームかな~
と思いましたがお隣さんがおいしそうに
生ビール飲まれています
う~ん、うまそ~~
天気もいいし、ここで飲んだら美味しいやろうなぁ~
う~ん、飲もうかな~?がまんしようかな~?・・・
葛藤時間1分少々・・・
・・・うむっ前穂の頂上は雲に隠れかけている・・・このまま北穂に登っても稜線にでるころはガスの中かも?
う~ん、今回は無理をせずテント生活をエンジョイしよう!
よ~し、これから先は寄り道せずにザイテンを登り穂高岳山荘へ行こう!
今はまだ9時半にもなっていないし、ザイテンだけなら這ってでも夕方までには着くでしょう・・・
決定! ・・・ そうと決まれば
「ビールセットひとつ!」
生中と枝豆をつけて1,000円也~
このジョッキかっこよすぎる!!ほしいな~!! とりあえず、涸沢に乾杯!
うま~い!このまま涸沢ステイもありかな~なんても考えてましたが・・・でも稜線のテン場への思いが勝っていました!
クイッ~と生中を飲み干し、ゆっくりとザイテンへ向かいました(*^_^*)
しか~し
ザックが重いよ~・・・ ビールもけっこうきいてます足取りが超重いです
しんどいよう~・・・ザイテンに取りつくまでに
3回もザックを降ろし休憩しました
あ~ザイテンさんごめんなさい なめてました!・・・申し訳ございませんでした
ザイテンの岩場は登りも降りも人がいっぱいで渋滞があちこちで発生していますが、そのペースにもついていけず、
列から何度も離脱し休憩を繰り返しながら高度を上げていきます
涸沢での
生ビールを大いに反省しながら、フラフラと登っていきます
ザックの重量で体がけっこう振られます。なにがあっても落石だけは絶対おこさないように注意して登ります
大きなザックを背負っての岩場はやっぱり慣れが必要です・・・北穂、涸沢岳間の稜線歩きを今回パスしたのは正解だったと思います
クタクタになりながら、コースタイムを30分以上オーバーしガスガスの中、穂高岳山荘へ到着です
小屋の前には宿泊の受付の列と、売店の列がはみ出ています。さすが連休中日です
テントは外で受付でしたが13時30分現在、すでにテン場は満員御礼になっていました
小屋のスタッフが案内してくれたところは、穂高岳山荘を利用された方はご存知だと思いますが・・・
白出沢への通路の両側に小型のテントなら張れると順に指定されていきます
パパの指定された場所は、白出沢の崖っぷちから2張目で、すこし小屋影になっていました
テントからの景色は望めませんが、白出沢からの吹上の風の影響は少しはマシな所です(笑)
テントが張れればまずは昼飯です。本日の昼はスープパスタです
早ゆでパスタを軽くお湯でゆで、レトルトを投入し3分ほど煮込んだら完成です
あったまっておいしいです・・・これも赤ワインが合います(*^^)v
食事が終わった後はのんびりと景色を眺めます
小屋前の石垣の上、パパのいつもの場所でビールを頂きながらまったりと過ごします
売店の行列を考え大人買いの2本です・・・外気は冷蔵庫並の温度ですので・・・
7月来た時とは雪渓がほぼ溶けて涸沢方面の眺めは大きく変わっていました
(今年の7月25日はこんな感じ~)
ガスがとれたりかかったりと目まぐるしく変わる天候ですが、ガスが取れたとき奥穂方面のハシゴ場をみると超混雑です・・・
ハシゴの上には長蛇の列が見られます・・・
降りてきた方に話かけると、奥穂の山頂から山荘まで2時間もかかったとのことです・・・
夕方、奥穂にでも行こうかなと思っていましたが・・・そんな気が起こらない列が続いてます・・・
小屋の宿泊手続きの列も全然短くなりません・・・さらに延びてる感じです・・・
テント泊の方もどんどんこられます・・・小屋前の広場もどんどんテントが立っていきます
こんな感じ~
こんな穂高岳山荘前は見たことはなかったです・・・足の踏み場もない状態です
小屋泊の方も超過密そうです・・・
想像するだけでも恐ろしや〜
そんなこんなで夕刻になりましたので夕食の準備をします
今宵のディナーはこれらの食材の組み合わせです
プラスキャベツを炒めて投入です
どんぶりシリーズ第二弾!
ハンバーグ丼です
うまそー!旨い!
残ったキャベツとソーセージも炒め、つまみながら頂きます・・・
夕日が7月に行った、ジャンを照らします・・・ジャンに乾杯~!
雲が多いですが、なかなかきれいな夕焼けを見られました
夕焼けタイムが終わると早々にテントに入り、チーズをつまみながらビールやワインを頂きました
20時ぐらいに歯ブラシをして寝袋に入ってウトウトしかけていたら、館内放送が聞こえます・・・
「本日
6回目の夕食の準備が整いました・・・」おー
6回戦か~・・・すごいなぁ~と思いながら寝ました・・・
夜中は結構冷えました、モンベル#3ではちょっと厳しかったです。途中、ダウンを着込み寝直しました。
翌日は白出沢を下山するだけなのでゆっくり寝ようと思っていましたが、テント泊の朝は早いです
絶壁側のお隣さんは4時過ぎには出発されたようです・・・パパも4時半ぐらいに起き、お湯を沸かし、今朝もカップヌードルを頂ます
風が強いのでテントの前室でお湯を沸かします。やはり前室が広いのは使い勝手がいいです
カップヌードルを食べ終わるとちょうど日の出のショータイムとなりました
小山前で焼ける空を見ていましたが、せっかくなので涸沢岳に移動します
テント用のサンダルから登山靴に履き替え、カメラだけ持ち登ります
途中で日の出となりました
きれいな日の出です・・・
前穂の先には富士山もきれいに見えています
今回の登山で唯一のピーク涸沢岳に到着です
やっぱりてっぺんはいいね~360°の絶景を楽しみテントへ戻ります
のんびり撤収し7時30分に下山開始です。下山は
白出沢から新穂高へ
以前から歩きたかった道です・・・あー楽しみ!
ガレガレの急斜面をジグザグに下って行きます
正しいコース上を歩いている時は意外と足場もしっかりしており見た目ほど歩きにくくはありません。。。
でも、一旦コースから外れると、浮石地獄に入ってしまいます
正しいか正しくないかわかりやすり道です。ルートファインデイング能力を問われます
面白い道です・・・
一時間ほど下ったところに有名な
「アビナイヨ」岩があります(笑)
途中、雪渓が残っていましが、今の時期は雪渓横を歩くことができますのでアイゼン等は不要です・・・
2時間ほど下ったところでガレガレの谷から登山道が横にはずれます。荷継沢をトラバースします
ここでザックを降ろし休憩しました。時刻は9時30分です
荷継沢小屋後を通過したら山肌を歩く登山道に変わります
かなりの急坂をジグザグに下っていきます
下りきったところで鉱石沢にでます。この沢の上部はいつ崩れてもおかしくないむき出しの岩肌になっています
足元もすごく狭く、ミニ黒部、下ノ廊下ぽい感じになります
落石が怖いので足はやに通過します・・・しばらく下ノ廊下っぽい道が続きます・・・岩切道です
その道が急角度で下りはじめると重太郎橋が見えてきます
大雨の時には橋が流されるらしいです。今日は全然大丈夫です(*^-^*)10時30分通過!
重太郎橋を渡ると樹林帯に入り歩きやすい登山道となります
林道に出るまで結構時間がかかりました。歩きやすい道なのでかなりのペースで歩きましたが重太郎橋から林道まで50分かかりました
林道にでたところで少し休憩し、あとは林道を一気に歩きます・・・ 途中、穂高小屋前からショートカット道にも入り12時25分にゲート通過、
新穂高ロープウェー乗り場に 12時40分に到着!あーよく歩きました・・・
途中、岩切道では慎重に歩きましたがコースタイムより1時間短縮の5時間ちょいで穂高岳山荘から下山できました
白出沢の登山道は変化にとんでおり楽しめる道でした、かつ時間的にも穂高岳山荘から最短に下山できる道なので大変魅力的な道でした
新穂高に下山後は、いつもの中崎山荘で温泉に入り、ちょっと遅い昼食を頂き13時50分発の高山行きのバスに乗り京都へ帰りました
テント泊とても楽しかったです。ザックが大きく重くなり厳しい道は歩きずらいですがそれ以上の楽しみがあります・・・
~より自然の中で遊ばせてもらっている感じがたまらないです~
なぜ今までテント泊で山に行かなかったのか不思議なくらいです
今シーズンのアルプス登山は終わりましたが、今から来年が楽しみです!
おねーちゃんついてきてくれるかなぁ~・・・
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